英国BBCの人気ドラマ、ブラウン神父。
本国では、
シーズン13の制作が決まっています。
そんな人気ドラマである
ブラウン神父のシーズン10から、
大幅なキャストの入れ替えがありました。
今回の記事では、シーズン10のネタバレと、
新登場のブレンダ・パーマーについて紹介します。
この記事は、前、中、後編の
3パートに分かれています
今回は中編。
みなさん、ブレンダを覚えていますか?
女子少年院のエピソードで出てきた、
問題児とされていた少女です。
今回、ブレンダが、
ブラウン神父のレギュラーに加わりました。
どんな活躍を見せてくれるでしょうか?
お楽しみに!
なお、降板した
バンティ、シド、マッカーシー夫人については、
別記事に挙げておりますので、
そちらをお読みください。
下のリンクから
https://mystery-fan.net/fatehrbrown-s10-cast-banty-254
ブラウン神父、シーズン10のネタバレ、新登場のキャスト情報(中編)
1。第二話、ブレンダ・パーマー登場。レディ・フェリシアもお久しぶり。
第二話では、ブレンダ・パーマーの登場です。
ブレンダは、シーズン9の第8話、
女子少年院の事件で、メインキャラでした。
その後、少年院を出て、
男性専用クラブの掃除係として、
雇われています。
ですが、そこで、レジから5ポンドが盗まれ、
ブレンダが犯人と疑われてしまいます。
ブレンダは、閉じ込められた場所から抜け出し、
ブラウン神父に助けを求めにやってきました。
一方、マッカーシー夫人がいなくなり、
すっかり静かになった教会へ、
レディ・フェリシアが、久しぶりに訪ねてきます。
片付いていない台所を見て、
「カビの博物館になっちゃうわ」などと嘆いていますが、
貴族の奥方なので、掃除してはくれません(笑)
ブレンダに、
助けを求められたブラウン神父は、
レディ・フェリシア、
ディヴァイン夫人らと一緒に、
クラブ(社交場のこと)へ向かいます。
神父様は、機転を利かせ、
犯人はオーナーの息子だと証明しました。
ブレンダは盗んでいない、
濡れ衣だとわかり、一安心。
引き続き、雇われることになりました。
ただ、女性禁制クラブだ、お引き取りをと言われ、
レディ・フェリシアとディヴァイン夫人は、
憤懣やるかたなしという顔をしていました。
嵐の予感。(私は、何か起こるぞー、とウキウキ。笑)
その翌日。
「女は出て行け」と言われ、
気に食わなかったレディ・フェリシアは、
翌日もクラブへ行き、
飲み物を注文して、
自分を鎖で手すりに繋いでしまいます。
出て行けと言われるも、
差し支えなければ、このままいるわ、と、
平然と居座り続けます。
警察が呼ばれ、サリヴァン警部がやってきます。
工具持参です(笑)
やっとこさ、工具で鎖を切って、
フェリシアさんを解放。
サリヴァン警部の、
イラッとした笑顔が、忘れられません
(笑いました、、、、!)
ただ、ここで、
クラブオーナーのグランフォード氏は、
鼻持ちならない人物だとわかります。
口答えをした妻を、みんなが見ている前で、
物陰へ連れていって殴ります。
女性禁制クラブといい、妻を平気で殴ることといい、
男尊女卑も甚だしい。
相当恨みを買ってるはずだ、、、、と、
私を含め、みんなの頭にチラついた頃。
案の定というか、オーナーの刺殺体が、発見されます。
そこには、
クラブの会員であるパートリッジ大佐の、
血のついた上着が残されており、
その場から消えた大佐が、容疑者として上がります。
しかし、大佐は、身体が不自由で、
一人で椅子から立ち上がれない。
そんな人が、どうやって、
二階のオーナーの私室に、一人で行けたのか?
謎は深まります。
そして、父親と不仲で、レジから5ポンド盗んだ、
グランフォード氏の息子が、
容疑者として捕えられ、起訴されます。
大学を退学し、小遣いをもらえない息子。
遺産を狙っただろうと、警察では疑っているようです。
しかし、息子が犯人だとは信じられないブラウン神父は、
さらに捜査を進めました。
そして、グランフォード氏が、クラブや劇場を、
多数所有していることに気づきます。
ディヴァイン夫人が、リストにある全店に、電話をしました。
なんと、グランフォード氏は、
店を倒産させて、騙し取る、という手法で、
事業を拡大してきたことが、判明します。
自分が手を回して、倒産させた後、
自分で安く買い叩くのです。
そして、元オーナー(黒人)を、
元の自分の店で働かせるという
仕打ちもしていました。
黒人が、金持ちの白人に給仕するのを、
楽しんでいたそうです。
男尊女卑のみならず、人種差別もひどい。
わざと破産させて、
安く買い叩くというやり口もひどい。
よくそんなことを思いつくなあ、
という悪辣さです。
軽蔑するだけでは済まないレベル。
もちろん、周囲の人全員に嫌われています。
レディ・フェリシアだけでなく、
私も腹が立ちました。
さて、ブラウン神父、ディヴァイン夫人、
レディ・フェリシア、ブレンダ。
この4人で、喫茶店で、
アフタヌーンティーをしている時です。
ディヴァイン夫人が、殺人の動機がある人たちを、
理路整然と、リストアップしていきます。
調査で電話した時の早さといい、
容疑者リストアップの手際といい、
行動が早く、頭もいいことがわかります。
ディヴァイン夫人、さっそく大活躍ですね。
やっぱりこういう仕事に向いているんだなー、と
嬉しくなりました。
ただ、レディ・フェリシアは時々気に入らないようで、
「あなた、なんの仕事をしているの?
郵便が溜まっていたわ」
などと、チクチク嫌味を言ったりしています。
レディ・フェリシアは、
マッカーシー夫人と親友だったので、
家事をしないディヴァイン夫人が
気に入らないようですね。
片付けも、帳簿つけもできない人に、
家事を求めても、きっと難しいでしょう(笑)
ブラウン神父も、
そこは求めないことにしているようで、
自分のことは自分でできます、
と、レディ・フェリシアを、
軽く諌めるシーンがありました。
さて、そのお茶会で、ブラウン神父はひらめきました。
いなくなった大佐と、
モイラという掃除係の女性が、
ほぼ同時期に現れていることに気づいたのです。
ひげもじゃで、メガネをかけているので、
誰も、大佐の素顔を、見たことがありません。
戦争の後遺症らしく、喉の手術がされており、
機械を通した、抑揚のない声でしか、喋れない。
本人の声も、誰も聞いたことがないのです。
事件現場には、ロウのような匂い、
舞台用のドーランの匂いが残っていました。
モイラは、ジャグリングが得意です。
そこから、舞台やメイクの仕事に、
関わっていた可能性を考えると、、、、
パートリッジ大佐は、モイラの一人二役。
モイラは、自分の劇場?を奪われた復讐で、
グランフォード氏を殺害したのではないか?
と、ブラウン神父は推理します。
犯人は、やはりモイラでした。
理由も、ブラウン神父の推理通りです。
劇場を奪われ、極貧になり、
夫も息子も失ってしまったモイラ。
そして、復讐のための計画を実行するのです。
私は、モイラに、心から同情しました。
同じ立場だったら、やはり復讐を考えるでしょう。
実行しなくても、絶対、計画はすると思います。
こう書くと、
ドロドロした暗いドラマのように感じられます。
でも、終始明るい田園風景をバックに、
ストーリーが進むために、
ずいぶん雰囲気が和らぎます。
それに、犯人のその後が描かれず、
最後がほのぼのしたシーンで終わるため、
重くならず、安心して見られます。
ラストが明るい、というのも、
長期間の人気作品の秘訣かもしれませんね。
お茶の間の、幅広い年齢層が、
安心して見られるということですから。
ラスト、モイラの逮捕を妨害したかどで、
結局クラブをクビになってしまった、
ブレンダ。
息子さんのお墓に、
モイラがお参りする時間を、
作ってあげるためにしたことです。
勾留されたモイラに、
「私が息子さんのお墓参りをします」
と書いた手紙を、
ブラウン神父を通じて、渡します。
涙するモイラ。
ブレンダは、優しい、まっすぐな子なのです。
過酷な人生を送ってきたのに、
奇跡のように、気立ての良い子です。
そして、捜査を妨害した罪で、
サリヴァン警部に逮捕されそうになりますが、
ブラウン神父が身元を引き受け、
教会の家政婦として雇われることになります。
めでたしめでたし、
これで、新生ブラウン探偵事務所(?)の、
メンバーが揃いました。
ディヴァイン夫人(前編で紹介)、
ブレンダの、これからの活躍が楽しみですね。
私は、特に、仲間を助けるためなら、
自分のことは顧みず行動してしまう、
ブレンダに注目しています!
2。ブラウン神父、シーズン10のネタバレ、新登場のキャスト情報(中編)のまとめ
この中編では、シーズン10で新登場の、
ブレンダ・パーマーについて、紹介しました。
仲間思いで、
自分のことは顧みず、行動してしまう。
過酷な人生を送ってきたのに、
気立がよく、優しい、まっすぐな子。
これからの活躍してくれそうですね。
ブレンダに期待しています!
(後編に続く)
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