ブラウン神父は、英国BBCのドラマです。
本国では、シーズン13の制作が決まっています。
そんな人気ドラマであるブラウン神父のシーズン10から、大幅なキャストの入れ替えがありました。
今回の記事では、シーズン10のネタバレと、
新登場のブレンダ・パーマーについて紹介します。
この記事は、前、中、後編の3パートに分かれています。
今回は中編。
以前、女子少年院のエピソードで出てきたブレンダが、ブラウン神父のレギュラーに加わりました。
どんな活躍を見せてくれるでしょうか?
お楽しみに!
なお、降板したバンティ、シド、マッカーシー夫人については、別記事に挙げておりますので、そちらをお読みください。
ブラウン神父、シーズン10のネタバレ、新登場のキャスト情報(中編)
1。第二話、ブレンダ・パーマー登場。レディ・フェリシアもお久しぶり。
第二話では、ブレンダ・パーマーの登場です。
ブレンダは、シーズン9の第8話、女子少年院の事件で、メインキャラでした。
その後、少年院を出て、男性専用クラブの掃除係として、雇われています。
ですが、そこで、レジから5ポンドが盗まれ、ブレンダが犯人と疑われてしまいます。
ブレンダは、閉じ込められた場所から抜け出し、ブラウン神父に助けを求めにやってきました。
一方、マッカーシー夫人がいなくなり、すっかり静かになった教会へ、レディ・フェリシアが、久しぶりに訪ねてきます。
片付いていない台所を見て、
「カビの博物館になっちゃうわ」などと嘆いていますが、
貴族の奥方なので、掃除してはくれません(笑)
ブレンダに助けを求められたブラウン神父は、レディ・フェリシア、ディヴァイン夫人らと一緒に、クラブ(社交場のこと)へ向かいます。
神父様は、機転を利かせ、犯人はオーナーの息子だと証明しました。ブレンダは盗んでいない、濡れ衣だとわかり、一安心。
引き続き、雇われることになりました。
ただ、女性禁制クラブだ、お引き取りをと言われ、レディ・フェリシアとディヴァイン夫人は、憤懣やるかたなしという顔をしていました。
嵐の予感。(私は、何か起こるぞー、とウキウキ。笑)
その翌日。
「女は出て行け」と言われ、気に食わなかったレディ・フェリシアは、翌日もクラブへ行き、
飲み物を注文して、自分を鎖で手すりに繋いでしまいます。
出て行けと言われるも、差し支えなければ、このままいるわ、と、
平然と居座り続けます。
警察が呼ばれ、サリヴァン警部がやってきます。
工具持参です(笑)
やっとこさ、工具で鎖を切って、フェリシアさんを解放。
サリヴァン警部の、イラッとした笑顔が、忘れられません(笑いました、、、、!)
ただ、ここで、クラブオーナーのグランフォード氏は、鼻持ちならない人物だとわかります。
口答えをした妻を、みんなが見ている前で、物陰へ連れていって殴ります。
女性禁制クラブといい、妻を平気で殴ることといい、
男尊女卑も甚だしい。
相当恨みを買ってるはずだ、、、、と、
私を含め、みんなの頭にチラついた頃。
案の定というか、オーナーの刺殺体が、発見されます。
そこには、クラブの会員である、パートリッジ大佐の、血のついた上着が残されており、
その場から消えた大佐が、容疑者として上がります。
しかし、大佐は、身体が不自由で、一人で椅子から立ち上がれない。
そんな人が、どうやって、二階のオーナーの私室に、一人で行けたのか?
謎は深まります。
そして、父親と不仲で、レジから5ポンド盗んだ、
グランフォード氏の息子が、容疑者として捕えられ、起訴されます。
大学を退学し、小遣いをもらえない息子。
遺産を狙っただろうと、警察では疑っているようです。
しかし、息子が犯人だとは信じられないブラウン神父は、
さらに捜査を進めました。
そして、グランフォード氏が、クラブや劇場を、
多数所有していることに気づきます。
ディヴァイン夫人が、リストにある全店に、電話をしました。
なんと、グランフォード氏は、
店を倒産させて、騙し取る、という手法で、
事業を拡大してきたことが、判明します。
自分が手を回して、倒産させた後、
自分で安く買い叩くのです。
そして、元オーナー(黒人)を、元の自分の店で、
働かせるという仕打ちもしていました。
黒人が、金持ちの白人に給仕するのを、楽しんでいたそうです。
男尊女卑のみならず、人種差別もひどい。
わざと破産させて、安く買い叩くというやり口もひどい。
よくそんなことを思いつくなあ、という悪辣さです。
軽蔑するだけでは済まないレベル。
もちろん、周囲の人全員に嫌われています。
レディ・フェリシアだけでなく、私も腹が立ちました。
さて、ブラウン神父、ディヴァイン夫人、レディ・フェリシア、ブレンダ。
この4人で、喫茶店で、アフタヌーンティーをしている時です。
ディヴァイン夫人が、殺人の動機がある人たちを、
理路整然と、リストアップしていきます。
調査で電話した時の早さといい、容疑者リストアップの手際といい、
行動が早く、頭もいいことがわかります。
ディヴァイン夫人、さっそく大活躍ですね。
やっぱりこういう仕事に向いているんだなー、と
嬉しくなりました。
ただ、レディ・フェリシアは時々気に入らないようで、
「あなた、なんの仕事をしているの?郵便が溜まっていたわ」
などと、チクチク嫌味を言ったりしています。
レディ・フェリシアは、マッカーシー夫人と親友だったので、
家事をしないディヴァイン夫人が気に入らないようですね。
片付けも、帳簿つけもできない人に、家事を求めてもきっと難しいでしょう(笑)
ブラウン神父も、そこは求めないことにしているようで、
自分のことは自分でできます、と、レディ・フェリシアを、
軽く諌めるシーンがありました。
さて、そのお茶会で、ブラウン神父はひらめきました。
いなくなった大佐と、モイラという掃除係の女性が、
ほぼ同時期に現れていることに気づいたのです。
ひげもじゃで、メガネをかけているので、
誰も、大佐の素顔を、見たことがありません。
戦争の後遺症らしく、喉の手術がされており、
機械を通した、抑揚のない声でしか、喋れない。
本人の声も、誰も聞いたことがないのです。
事件現場には、ロウのような匂い、
舞台用のドーランの匂いが残っていました。
モイラは、ジャグリングが得意です。
そこから、舞台やメイクの仕事に、関わっていた可能性を考えると、、、、
パートリッジ大佐は、モイラの一人二役。
モイラは、自分の劇場?を奪われた復讐で、
グランフォード氏を殺害したのではないか?
と、ブラウン神父は推理します。
犯人は、やはりモイラでした。
理由も、ブラウン神父の推理通りです。
劇場を奪われ、極貧になり、夫も息子も失ってしまったモイラ。
そして、復讐のための計画を実行するのです。
私は、モイラに、心から同情しました。
同じ立場だったら、やはり復讐を考えるでしょう。
実行しなくても、絶対、計画はすると思います。
こう書くと、ドロドロした暗いドラマのように感じられます。
でも、終始明るい田園風景をバックに、ストーリーが進むために、
ずいぶん雰囲気が和らぎます。
それに、犯人のその後が描かれず、最後がほのぼのしたシーンで終わるため、
重くならず、安心して見られます。
ラストが明るい、というのも、長期間の人気作品の秘訣かもしれませんね。
お茶の間の、幅広い年齢層が、安心して見られるということですから。
ラスト、モイラの逮捕を妨害したことで、結局クラブをクビになってしまったブレンダ。
捕まる前に、息子さんのお墓に、お参りする時間を、作ってあげるためです。
勾留されたモイラに、「私が息子さんのお墓参りをします」と書いた手紙を、ブラウン神父を通じて、渡します。
涙するモイラ。
ブレンダは、優しい、まっすぐな子なのです。
過酷な人生を送ってきたのに、
奇跡のように、気立ての良い子です。
そして、捜査を妨害した罪で、サリヴァン警部に逮捕されそうになりますが、
ブラウン神父が身元を引き受け、
教会の家政婦として雇われることになります。
めでたしめでたし、これで、新生ブラウン探偵事務所(?)の、メンバーが揃いました。
ディヴァイン夫人(前編で紹介)、ブレンダの、これからの活躍が楽しみですね。
私は、特に、仲間を助けるためなら、
自分のことは顧みず行動してしまう、ブレンダに注目しています!
2。ブラウン神父、シーズン10のネタバレ、新登場のキャスト情報(中編)のまとめ
この中編では、シーズン10で新登場の、ブレンダ・パーマーについて、紹介しました。
仲間思いで、自分のことは顧みず、行動してしまう。
過酷な人生を送ってきたのに、
気立がよく、優しい、まっすぐな子。
これからの活躍してくれそうですね。
ブレンダに期待しています!
(後編に続く)
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