『ブラウン神父』シーズン10から、教会の顔として新登場したディヴァイン夫人(Mrs. Devine)。
長年務めたマッカーシー夫人の後任として、彼女がどのようにして「ブラウン探偵事務所(?)」の新秘書に収まったのか。
一度は不採用になりかけたという波乱の採用劇と、彼女の驚くべき「特技」、
そして最新シーズンで明かされる衝撃の展開について、ネタバレありで深掘りします!
ブラウン神父|シーズン10のディヴァイン夫人はどんな人?
マッカーシー夫人の後任探しは難航?
シーズン10の冒頭、マッカーシー夫人が妹の世話でアイルランドへ帰ってしまい、神父は急いで秘書の後任を探すことになります。しかし、面接にやってくるのは個性的な人ばかり。
中でも有力候補だったのは、仕事は完璧そうなバーンズ夫人。しかし彼女は「神父様は主の仕事(教会の雑務)に専念すべき」と主張する超お堅いタイプ。
これではブラウン神父の「事件捜査」が制限されてしまいます。
そんな中、遅刻して現れたのがディヴァイン夫人でした。
「ここがケンブルフォードのベイカー街221Bね!」
と満面の笑みで現れた彼女は、謎解きと冒険が大好きな、まさに神父の「最高の相棒」候補だったのです。

神父様、この人を採用しましょうよ!
ブラウン神父|シーズン10のディヴァイン夫人、新秘書に採用!
ブラウン神父のピンチ
結局、ブラウン神父は、真面目そうなバーンズ夫人を採用してしまいます。
私はがっかり。
なぜって、バーンズ夫人は、見るからに口うるさそうな人だからです。

神父様とは合わないんじゃないかなあ、、、、
しかし、村で起きた「ミニチュア村殺人事件」がすべてを変えました。
村の住人が、「ケンブルフォード・ミニチュア村」を作り、建物だけでなく、住んでいる人も再現して、展示を始めました。
しかし、ミニチュア村が展示された日から、村人が一人ずつ殺されていきます。
この辺から、私はドキドキです。
ミニチュア村で、自分の家から移動された人が、次の被害者になると気付いたブラウン神父。
なんと自分の人形が、教会からいなくなっていました!
「次に殺されるのは自分だ」と、ブラウン神父は気づきます。

ブラウン神父危うし!どうなる?誰か助けて!
私も、気が気ではありません。
ブラウン神父の、ディヴァイン夫人への伝言、
「私の人形を探しておいてくれ」の、意味は正しく伝わるのでしょうか?
ディヴァイン夫人の特技:戦時中の救急車運転
賢いディヴァイン夫人は、ブラウン神父のメッセージを正しく読み取り、
絶体絶命のピンチに駆けつけます。
愛車「ハーキュリーズ号」を猛スピードで飛ばし、
神父に襲いかかる犯人を車のドアで跳ね飛ばすという、
度肝を抜くアクションで神父を救出!
運転技術があるだけでなく、機転も効く女性ですね。
度胸もあります。
素晴らしい人材なのに、なぜブラウン神父は不採用にしたのか、、、、残念でたまりません。
なんとか、第二秘書などで、採用できないのでしょうか?
ブラウン神父の決断:ディヴァイン夫人を新秘書として雇う
事件解決後、神父の帳簿の間違いなどを、厳しく叱責するバーンズ夫人。
以前なら、マッカーシー夫人が、黙ってやってくれていたのですが、、、、。
つまり、神父としての仕事だけをやり、探偵はやめろと介入してきているのです。
ブラウン神父はついに決断します。
「別の仕事を探してください」とバーンズ夫人に告げ、
命の恩人であり、理解者でもあるディヴァイン夫人を
正式に秘書として雇うことにしたのです。

やったね!
私は最初から、「絶対ディヴァイン夫人がいい!」
「不採用なんて間違ってる!」と思っていたので、
思わずバンザイです!
ブラウン神父|シーズン10のディヴァイン夫人の魅力:明るく、若く、そして勇敢!
マッカーシー夫人が「実務と規律」の人だったのに対し、ディヴァイン夫人は「冒険と好奇心」の人です。
- とにかくポジティブ!
劇団員としての明るさと、物事を面白がる精神は、
重苦しい事件現場をパッと明るくしてくれます。 - 神父の捜査を全力肯定
「私も捜査に協力できます?」と目を輝かせる彼女は、
神父にとってこれ以上ない理解者。 - 抜群の行動力
いざという時はハーキュリーズを操り、犯人に立ち向かう度胸。この「動ける秘書」の登場で、ドラマのテンポも一気に若返りました。
ブラウン神父|シーズン10のディヴァイン夫人を演じるのは?実力派俳優クローディー・ブレイクリー
ディヴァイン夫人の明るくチャーミングな魅力を引き出しているのは、
イギリスの実力派俳優クローディー・ブレイクリー(Claudie Blakley)です。
彼女の名前を見て「どこかで見たことがある!」と思った方も多いのではないでしょうか。
- 映画『プライドと偏見』: キーラ・ナイトレイ主演の名作で、主人公の親友シャーロット・ルーカス役を好演。
- 映画『ゴスフォード・パーク』: 名匠ロバート・アルトマン監督作で、豪華キャストの一員として出演。
これまで時代劇や本格ミステリーでキャリアを積んできた彼女だからこそ、
1950年代という時代背景に馴染みつつ、
新しい風を吹き込むディヴァイン夫人を、完璧に演じられています。
ブラウン神父|シーズン10のディヴァイン夫人、サリヴァン警部との結婚までの道のり
プロポーズまで
ディヴァイン夫人とサリヴァン警部は、共に捜査に関わる中で密かに愛を育んできました。

密かに?いえいえ、周りは見て見ぬふりをしていただけです(笑)
遠方から、久しぶりに訪ねてきたディヴァイン夫人の息子に、
村のお祭りで、
「私の母とサリヴァン警部は密かに交際している!」と、マイクで放送されてしまい、
赤くなったり青くなったり。
現れて数日の息子がわかるくらいなので、
「ほぼ全員気づいているのでは?」と私は思いました(笑)
その後、サリヴァン警部がの家に、何やら女性が出入りしていると気づき、ディヴァイン夫人はやきもき。
「私と別れるつもりなのよ!」とみんなとのお茶の時間に泣きだします。
しかし、それは誤解だったのです。
サリヴァン警部は、プロポーズ用の指輪を買うために、
宝石商を家に呼んで、相談していたのでした。
こうして、サリヴァン警部がシーズン11の10話でプロポーズし、二人は婚約しました。
結婚の条件
さて、結婚にあたって、元・警視監であるサリヴァン父から条件がつきました。
それは、「ロンドンへ転勤すること」。
ロンドンに住まないなら、結婚は許さないと言われます。
仕方なく、サリヴァン警部とディヴァイン夫人はOKを出します。
ディヴァイン夫人は、ケンブルフォードに居たいので、内心、とても悲しんでいますが、夫の出世のためにと、表面上は喜んだふりをしていました。
結婚式当日の事件を乗り越え、ディヴァイン夫人からサリヴァン夫人に!
ロンドンへの引越しの準備も進み、悲しみの中で迎えた結婚式当日。
なんと、サリヴァン父が狙撃されます。幸い、命に別状はありませんでした。
しかし、この事件の捜査の過程で、サリヴァン父がとんでもない人間だということが明るみに出ます。
- かつて、ギャングの追跡中に、パトカーでひき逃げ、人を死なせていた。しかも偽証で罪を逃れ、勲章をもらって出世。
- そのことを恨みに思っていた恋人の女性が、復讐のためサリヴァン父を狙撃。
と、被害者というより、加害者だったことが判明。
サリヴァン警部は、過去に人を殺して、さらに償いもしていなかった父を許せず、絶縁します。
父が用意した、ロンドンでのポストは断りました。
私は、「結婚式に新郎の父が銃撃される」という事件には衝撃を受けましたが、かえって良い方向に働いたのではないかな?と思っています。
こうして、ディヴァイン夫人、いや、サリヴァン夫人は、晴れてケンブルフォードに残れることになりました。
私は、「ここに残れる!」と分かった時の、サリヴァン夫人の嬉しそうな笑顔が忘れられません。
本当に良かった!
(結婚式での事件については、サリヴァン警部の記事で詳しく書いている途中です。楽しみにお待ちください!)
ブラウン神父|シーズン10のディヴァイン夫人のモデルがいる?
現代に蘇ったタペンス?アガサ・クリスティ作品との驚くべき類似点
ここからは、私の読書体験、ドラマ視聴体験に基づく、
独自の意見です。
ディヴァイン夫人のキャラクター造形を深掘りすると、
アガサ・クリスティの生んだ名探偵、
タペンス・ベレズフォード(『二人で探偵を』等)との共通点が
驚くほど多く見つかります。
最大の類似点は、二人のバックグラウンドです。
タペンスは
第一次世界大戦中に「救護隊の運転手」として活躍し、
戦後の平和な日常に「冒険」を求めて退屈していました。
一方のディヴァイン夫人もまた、
「戦時中の救急車運転」という「特技」を持ち、
冒険心に溢れた女性。
教会の秘書という平穏な枠に収まらず、神父との捜査を心から楽しんでいます。
二人とも
「平和な時代の退屈を、謎解きというスリルで埋めようとする」
エネルギーに満ちた女性なのです。
私には、慎重派のトミーとは対照的に、
よく考えず、危険に飛び込んでいくタペンスの立ち位置は、
ディヴァイン夫人の姿に重なって見えるのです。
サリヴァン警部は、ディヴァイン夫人を愛しているので、
最終的には助けに行ったり、許したりしてしまいます。
この辺りも、タペンスの夫、トミーと同じですね。
型破りな行動力で運命を切り拓き、自ら冒険(捜査)のハンドルを握る彼女の姿は、まさに「タペンス」そのもの。
ブラウン神父のドラマで時々ある、
クリスティ作品へのオマージュとも取れる
キャラクター設定。
私は、こういう遊び心の効いた設定が大好きです。
私は、これは、製作陣のファンサービスであると同時に、
ミステリーの女王「アガサ・クリスティ」への敬意が表れていると、考察しています。
こういうところも深読みしていくと、
ドラマは何倍も楽しくなりますね!
ほかには、バンティ(ペネロピ)のモデルは、
アガサ・クリスティの「七つの時計」に出てくる、
アイリーン=バンドルだと思います。
バンティ(ペネロピ)の活躍、モデルのバンドルなどについて、
詳しくはこちらの記事でどうぞ。
▶︎ブラウン神父 |ペネロピ(バンティ)降板の本当の理由は?
ネタバレありで復帰の可能性と女優の現在を徹底解説!

ブラウン神父|シーズン10のディヴァイン夫人の活躍に期待!
新チームは「ブラウン探偵事務所」?
ディヴァイン夫人の採用により、教会秘書という枠を超えた、新しい協力体制が整いました。
私は、就職面接でディヴァイン夫人が言った通り、
「ここがケンブルフォードのベーカー街221B」であり、
「ブラウン探偵事務所」の誕生だな、と思いました。
おっちょこちょいなディヴァイン夫人の行動力が突破口となり、それをサリヴァン警部やブレンダが補う……。
私は、この、「プロ集団ではない、素人探偵っぽい感じ」が、
コージーミステリーらしくて、とても気に入っています。
【最新情報】シーズン13でマッカーシー夫人が再登場!「最強の共演」に期待
ここで、ファンなら見逃せないビッグニュースです。シーズン13の第1話にて、マッカーシー夫人がゲストとして帰ってきます!
規律を重んじるマッカーシー夫人と、自由で勇敢なディヴァイン夫人。
一見、正反対の二人ですが、もし二人が手を取り合ったら、神父にとってこれほど心強いことはありません。
性格の違いを「対立」させるのではなく、
それぞれの持ち味を活かしてどう協力し、事件に立ち向かうのか。
私は、新旧秘書の個性が融合したときに生まれる
「温かくて頼もしい化学反応」が、
シーズン13の大きな見どころになると、予想しています!
皆さんは、ディヴァイン夫人とマッカーシー夫人、どちらの『相棒』っぷりが好きですか?
ぜひコメントで教えてください!
▶︎マッカーシー夫人の降板について、詳しくはこちらの記事をどうぞ
ブラウン神父|マッカーシー夫人はシーズン10で降板?
理由とシーズン13での待望の再登場を徹底解説!

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(こちらは執筆中です。楽しみにお待ちください。)

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