アストリッドとラファエル5第4話ネタバレ|テツオのビザ問題と謎の富豪バルデス女史の正体を考察

英国以外のミステリー

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』シーズン5第4話「エルドラド」。

この回の見どころは二つあります。

テツオのビザ問題に対するラファエルの驚きの解決策、そして謎の富豪パロマ・バルデス女史の存在です。

なぜなら、テツオの問題には思わず膝を打つ解決策が、バルデス女史の行動にはドラマ本編では語られない「もう一つの真実」が隠されているからです。

オンラインデートで絆を深めるアストリッドとテツオの姿は微笑ましい一方で、事件の行く先々に現れる、謎めいたバルデス女史の存在。

これらの見どころを、恋愛は軽めに解説、事件は、ネタバレあり、独自考察ありで、徹底解説します。

 

アストリッドとラファエル シーズン5第4話 エルドラド テツオのビザ問題と「結婚」の検討

アストリッドの恋人テツオは、日本からの奨学金が止まり、学生ビザを失って、一度日本に帰っています。

テツオと画面越しにオンラインデートを楽しむアストリッド。

昔だったら、「文通」となりますが、今では、画面越しとはいえ、リアルタイムで会えますね。

アストリッドが、テツオから預かったマフラーを顔に当て、「イイニオイ」と言い、テツオが、「いつも持ってるよ」と、預かった碁石を見せます。

私は、この、「イイニオイ」には、感動しました。

と言うのも、アストリッドは、自閉症です。感覚過敏という症状があり、強すぎるニオイ、音、触感などは、「痛みや不快感」として感じてしまうのです。

そんな、「不快感」を感じやすいアストリッドが、他人の匂いを「イイニオイ」として感じられるなんて!

もはや、画面の外から、「テツオを逃したら次はないぞ!がんばれ!」と応援してしまうレベルです(笑)

私は、「あなたに直接会いたいです」と素直に伝えるアストリッドの姿に、二人の確かな絆を感じました。

アストリッドが、ラファエルに、「あなたに言われたとおり、テツオに聞かれる前に、自分から、愛していると言いました。」と、報告しているのも可愛いです。

ラファエルの助けもあり、人間関係の面で、成長しているアストリッド。本人も、大変な努力をしているのだと思います。

ドラマのラスト、ラファエルが、「ちょっとぶっ飛んだ提案なんだけど、、、、」と、「愛し合っているなら、結婚すれば滞在許可証の問題は解決する」と、アストリッドに結婚を勧めます。

そうすれば、きっと発作(突然失神する)も起こらなくなる、と。

今までは、「発作は、テツオが日本に帰ってしまうショックで起こっている」と思われていたので、ラファエルとしては、親友の体調が良くなるグッドアイディアだ、と思ったのでしょう。

しかし、アストリッドの前に、旧友サミの幻覚が、再び現れます。

「発作はテツオとは関係ない」
「幻覚が見えなくなるわけじゃない」
「よく考えろ、掘り下げろ、ハノイの塔を解け」

というサミの言葉。

私は、これは、彼女の中に眠る「隠された記憶」の存在を示しているのでは?と思っています。

そして、アストリッドは失神してしまいました。うろたえるラファエル。

第4話は、ここでクリフハンガーです。

 

アストリッドとラファエル シーズン5第4話 エルドラド 始まりは儀式殺人 

テツオの話はひとまず置いて、今回の事件を振り返ってみましょう。

事件は、高名なトレジャーハンターであり考古学者の、フィリップ·デスモンが、自宅で遺体となって発見されたことから始まります。

古代アステカの儀式

遺体は胸を切り開かれ、心臓が摘出され、神聖な壺に納められていました。これは500年前のアステカ文明における「生贄の儀式」を模した、きわめて特異な手口でした。

私は、わざわざ変わった殺し方をしたのは、なぜなのかな?と思いました。

胸を切り開くなんて、時間がかかって仕方がないはずなのに。

ニコラの調べによると、デスモン氏は、トレジャーハンターと言いながら、実は墓泥棒をしていたようです。

墓泥棒で、誰かの恨みを買ったのか?

猟奇殺人が趣味の、イカれた犯人なのか?

犯人像が、全く浮かびません。ここからの展開が楽しみです。

容疑者と伝説の黄金郷

捜査線上に浮かんだのは、デスモンがメキシコで養子にした息子、ネカリ・カントゥです。

ネカリは、犯行を否認します。そして、

「父は伝説の黄金郷『エルドラド』の場所を発見したが、それを秘密にしていたために殺された」と証言します。

実は、ネカリは、アステカの王の末裔、ナワ族なのです。そのこともあり、初期には「儀式を行ったのでは?」と、疑いをかけられてしまったようですね。

アストリッドとラファエルが、デスモンの自宅を捜索すると、探検日誌の一部がなくなっていることがわかります。

伝説の宝物を探す探検家。失われた探検日誌。

私は、何やらインディ・ジョーンズのような始まり方だと思い、
かなりワクワクしてしまいました。

中盤、お宝を争って、ワルモノ集団との戦いがあれば最高!
と思ってしまいますが、さて、どうなるでしょう?

死因は、溺死?!

フルニエ先生の検死結果が出ました。

被害者は、水責めの拷問をされ、溺れかけたショックで心不全を起こして死亡した、とわかります。

心臓を取り出したのは、儀式に見せかけるための、偽装工作でした。

後でわかることですが、実は、息子のネカリを守るため、デスモン氏は拷問に耐えたのです。その結果、デスモン氏は死んでしまいました。

墓泥棒だったのは感心しないけれど、殺された原因は、息子への愛情ゆえ、だったのですね。

私は、デスモン氏は立派な最期を遂げたのだな、と、感動してしまいました。

なくなった探検日誌

被害者は、なぜ拷問されたのか?何の秘密を握っていたのか?

ここで、改めて、古代アステカの「エルドラド」を狙う何者かに殺されたのではないか、とラファエルたちは推理します。

事件の鍵を握ると思われた、デスモンの探検日誌。23巻のうち、22巻だけが、本棚からなくなっていました。

実は、探検(墓泥棒?)の現場で、デスモンはその日誌を紛失していたのです。

そして、別の墓泥棒がその日誌を拾って、オークションに出していました。

パロマ・バルデスというフランス系メキシコ人女性が、その日誌を、2ヶ月前に落札していました。落札金額は、日本円にして、約670万円!(3万5千ユーロ)

バルデス女史は富豪だそうですが、ノート一冊に670万円とは、ただの道楽とは思えません。

いったい、何者なのでしょう?

 

バルデス女史は何者?

盗まれた探検日誌

警察に呼ばれた、バルデス女史。
ラファエルに、日誌の提出を求められると、

「メキシコの自宅で、日誌は強盗に盗まれた。手元にないから見せられない」と拒否。

バルデス女史は、犯人の顔を見たと言います。メキシコの麻薬カルテル「チワパン」の一味だったと。そして、強盗にやられたと、顔のアザと首のコルセットを見せます。

私は、「なんか変だな、盗まれたって本当か?」と思ってしまいました。

・カルテル構成員の顔なんて、一目でわかるの?何百人もいるでしょ?

・まさか、、、、顔見知り?カルテルとお知り合いですか?

強盗が本当だとして、犯人であるカルテルのメンバーの顔を見てしまって、口封じされずに生きているというのも、おかしいと思うのです。

それとも、狂言強盗?

私は、考えれば考えるほど、わからなくなってきました。

探検日誌の内容

ラファエルが、バルデス女史に、探検日誌の内容について尋ねると、

「エルドラドの場所は、『ボルボニクス絵文書』という古代の写本に記してある」という内容だったそう。

そして、ボルボニクス絵文書は、パリにあると、バルデス女史は教えてくれました。

ブルボン宮(国会議事堂)に厳重に保管されていると。

もし私が、エルドラドの宝を狙っていたら、他人にヒントは教えません。

「日誌を読む前に盗まれました。内容は分かりません。」と言うと思います。

バルデス女史は、なぜ、保管場所も、日誌の内容も教えてくれたのでしょう?

バルデス女史は何者なんでしょうか?

エルドラドの手がかり

閲覧者はだれだ?

アストリッドとラファエルは、国会にある特別閲覧室で、厳重に保管されているボルボニクス絵文書の調査をします。

殺人がエルドラドと関係があるなら、犯人は、必ず、この絵文書を見にきたはずだからです。

私は、誰も襲撃して盗みに来ないのはなぜ?と思いましたが、ここは、国会議事堂の中。

「フランスで最も警備の厳重な場所だから、盗まれない」と、バルデス女史も言っていました。

ラファエルは、最近の閲覧者の名簿の中から、ファビアン・ルクサン議員の名前を見つけます。

ルクサン議員は何のために閲覧したのでしょう?

彼は、メキシコに外交官として15年赴任していたことがわかります。

私は、メキシコに関わる人物が、エルドラドに関する文書を閲覧しているなんて、怪しい!と思いました。

他の閲覧者といえば、探検日誌を盗まれたバルデス女史だけ。

この絵文書は、国会議員と補佐官しか見られない決まりです。

バルデス女史は、議員でも補佐官でもありませんが、

絵文書関連の本を執筆するという理由があり、特別許可をもらって閲覧していたようです。

行く先々に現れるバルデス女史。

本の執筆というのも、本当でしょうか?

何か別の目的があるような気がしてなりません。

薔薇十字団の関与

ボルボニクス絵文書は「時間」を示す暦なのに、どうやって「場所」を表すのかわからないと考える、アストリッド。

絵文書の係員の女性に質問に行くと、
「現代の西洋の価値観とは全く違う。古代のアステカでは、時間と場所が密接に関わっている」と、ヒントをくれたのです。

私は、「この人は、なぜヒントを知っているんだろう?」と思いました。
ただの図書館の係員ではなさそうですよね。

古文書の研究者か何かなの?と思いましたが、
研究者が図書館司書なのはおかしいし、、、と考えていました。

実は、彼女は、薔薇十字団(古代の知識を守る結社)の一員だったのです。手首に、結社のメンバーが彫る、タトゥーがありました。

その後、その係員の女性は、

「鍵を見つければ暗号は解けます。鍵は、デスモンの息子のネカリ・カントゥが持っています。」

と、教えてくれました。

私は、薔薇十字団が、メキシコの一部族の若者のことを、なぜ知っているのか、不思議に思いました。

その人が、「宝の鍵」を持っていることまで知っているなんて、秘密結社の情報網がすごい。

薔薇十字団が、「守る側」で、本当に良かったですよね、、、、。

 

エルドラドを狙った真犯人と、その動機

真犯人は?

真犯人はファビアン・ルクサン議員であることがわかりました。

アストリッドが、腕時計の腐食に目をつけ、時計の中に血液があるのが見つかり、動かぬ証拠となったのです。

彼はメキシコ赴任時代の汚職により、麻薬カルテル「チワパン」と関わっていたのでした。

動機はカネ

フランスに帰ってきてから、彼は議員に立候補しました。

その時、選挙費用で、チワパンに多額の借金をして、返せなくなったのが動機でした。

借金返済のために、デスモンが持つ「エルドラドの情報」を狙い、水責めの拷問をして彼を殺したのです。

アステカの生贄の儀式を模倣したのは、ネカリに疑いの目を向けさせるためでした。

私は、デスモンとも、息子のネカリとも知り合いだったルクサン議員が、

・金に困って、友人を殺し、

・さらにその息子に、罪をなすりつけようとした

ことに驚き、

「さすが、カルテルとお友達になれる方は、度量が違う!」と感銘を受けました。(皮肉です)

なぜ、カルテルから借金する羽目になったのか

私は、「外交官で、議員に立候補する人なら、自分でお金を用意できたんでは?」と思い、不思議になりました。

そんな時、頼れるのが、カルテルだけだったとは情けない。
そう思いませんか?
外交官になれたなら、優秀な人なんでしょうに。

メキシコでは、カルテルと他の人の橋渡しをしていたそうですから、かなり羽振りが良かったはず。

でも、汚職がバレて、帰国させられてしまった。おそらく、外交官としての地位は失ったでしょう。そして、議員に立候補。

私だったら、そこまでカルテルと繋がっているヤツとトラブルになったら、カルテルに殺されるだろうと考えます。

周囲の人も、そう思ったのでしょうか?
そして、カルテルに頼るしかなくなり、落とし穴にはまった。

カルテルとお友達だったつもりが、利用されて終わってしまったようですね。

なんとも哀れです。

 

エルドラドの発見とアストリッドの決断

エルドラドの鍵は?

アストリッドは、一人でネカリを訪ねます。「鍵があれば暗号が解けます。薔薇十字団の代理で来ました。鍵を持っていませんか?」というと、

ネカリは、「持っていない、、、、俺が鍵だ!」と、服を脱ぎ、背中の、アステカの神々のタトゥーを見せるのでした。

ネカリの背中のタトゥーが、エルドラドの位置を知る鍵になっていたのですね。

私が昔見ていた「遊戯王」というアニメでも、似たような描写がありました。

エジプトの「墓守の一族」の男子が、

古代エジプト王の宝の秘密を、背中に刃物で彫りつけて、
代々受け継いでいく、という設定です。

古代文明には、宝物、秘密、伝承、がつきもののようですね。
ロマンを感じます。

エルドラドの発見

アストリッドは絵文書の暗号とネカリのタトゥーを照らし合わせ、ついにエルドラドが、メキシコのミチョワカンに実在することを突き止めます。

エルドラドは、隠された宝物ではなく、金の鉱脈だったのです。

チワパン・カルテルがエルドラドを狙っていたのは本当でした。

すでにミチョワカン州の知事を暗殺し、国立公園の中にある金の鉱脈を探すための準備をしていたのです。

アストリッドの決断

事件解決後。

ネカリが、アストリッド宅にやってきて、

「彼ら(薔薇十字団)から預かった、処理は任せるってさ」と、見つからなかった、探検日誌の22巻を置いていきました。

そんな、エルドラドの場所を知るヒントが書かれている「日誌」。

もし、エルドラドの場所が公になれば、再び強欲な人間や、カルテルによる争いが起こることは明白でした。

冒険好きのラファエルは、「一緒に、エルドラドを探しに行こう」と誘いますが、アストリッドは「興味がありません」と、断ります。

アストリッドは探検日誌を、1ページずつ静かにシュレッダーにかけました。

「歴史を闇に返して守る」という、彼女の高潔な知性が光る名シーンでした。

 

バルデス女史の正体

ここからは、私の視聴体験に基づく、独自考察です。

盗まれていなかった探検日誌

前の章でも書きましたが、事件後、ネカリが、
「薔薇十字団から預かった」と、
なくなっていた探検日誌の22巻を、アストリッドに渡しました。

私は、なぜ日誌が戻ってきたのか?と、不思議に思いました。

カルテルが本当に盗んでいたなら、持ち主に返すはずがありません。

しかも、強盗の顔をしっかり見てしまったバルデス女史が、今も生きているというのも、考えてみれば不自然です。

つまり、「カルテルに盗まれた」は、嘘だったことになります。

では、今まで、どこにあったの?

ここに、薔薇十字団の存在が浮かび上がってきます。

私の結論

私は、ここまで考えてきて、ある結論に辿り着きました。

バルデス女史は、薔薇十字団のメンバーだったのではないでしょうか。(あくまで私の推測です。)

つまり、

・古代アステカのエルドラドを守るため、探検日誌を落札する役目を買って出た(富豪なので、私財を投じた)

・日誌を隠しておくため、強盗騒ぎを演出(「メキシコで」盗まれたと言えば、追及されにくい)
※バルデス女史を殴ってアザを作ったのは誰か?ちょっと気になるところです(笑)

・ボルボニクス絵文書の閲覧を理由に、日誌を、メンバーである図書館員の女性に渡す

・警備が厳重な国会内の図書館で、日誌を隠しておく

・事件を通じて、信用できると確信したアストリッドに、日誌を託す

私はこれが、真相だと思っています。

つまり、事件の影では、古代アステカの秘宝を守るため、薔薇十字団が密かに活動していた。と、推測しています。

 

まとめ:アストリッドが守りたかった「平和」と「絆」

シーズン5第4話「エルドラド」は、歴史的な大発見よりも「平和」を選んだアストリッドの知性が光る回でした。

黄金郷の秘密をシュレッダーにかけた彼女の決断は、彼女が単なる文書係ではなく、正義と倫理を重んじる一人の人間であることを改めて証明しています。

そして、テツオとの会話で「あなたに直接会いたい」と自ら言えるようになったアストリッドの成長も、この回の大きな見どころでした。

一方、バルデス女史の正体については、ドラマの中で明確な答えは示されませんでした。

しかし私は、彼女こそがこの回の真の立役者だったと考えています。その理由を、次の記事でさらに深く考察しています。ぜひ合わせてお読みください。(ただいま執筆中!しばしお待ちを)

 

アストリッドとラファエルは、都会派コージーミステリー(おまけ考察)

ここからは、私の視聴体験に基づく、独自考察パート2です。

妻子は人質?

ルクサン議員は、元妻と二人の娘をメキシコに残してきました。

私は、

「裏切らないように妻子を人質にされているのかも?」

と思っているのです。

考えただけでゾッとしますね。

人を殺してまで金を返そうとしたのも、頷けます。

しかし、逮捕された今、妻子の命が危ないどころか、自分も口封じされる可能性があります。

気の毒ですが、自業自得ですね。
真面目に外交官をやっていればよかったのに、調子に乗りすぎました。

しかし、この後のカルテルの報復などについては描かれず、視聴者はそこまで深刻にならずにすみます。

お茶の間でみんなが楽しめる、エンタメ系ミステリードラマになっているのですね。

つまり、アストリッドとラファエルは、

「都会派コージーミステリー」

であり、そこが、世界的大人気の秘密ではないかと思っています。

 

 

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