アストリッドとラファエル テツオ役は齋藤研吾!プロフィールと素顔を徹底解説

俳優情報

「アストリッドとラファエル(Astrid et Raphaëlle)」でテツオ・タナカ(Tetsuo Tanaka)を演じているのは誰なのか――そんな疑問を持ったことのある方は多いのではないでしょうか。

答えは、フランス在住歴20年以上の日本人俳優・齋藤研吾(ケンゴ・サイトウ)さんです。

俳優としてだけでなく、音楽家・ハーバリスト(薬草療法の専門家)としても活動する、一つの肩書きでは収まりきらない人物です。

アストリッドとラファエル以外にも、映画の出演、演奏家グループの主催、演奏会への出演など、多方面で活躍しており、多彩な表現活動を展開しています。

この記事では、プロフィールを含め、日本ではほとんど知られていない彼の素顔と、テツオというキャラクターとの深い関係を解説します。

 

アストリッドとラファエル テツオ役 齋藤研吾の基本プロフィール

出身・経歴:八王子からフランスへ

齋藤研吾さんは東京都八王子市出身。埼玉県鶴ヶ島市で15歳まで過ごした後、単身で渡米。アメリカ・ペンシルヴァニア州ランカスターで、高校時代を過ごします。

ここではバイオリンを学び、友人たちとはロックギターを演奏するという、音楽活動に没頭する高校時代を送りました。

私は、ここでの生活が、のちの音楽活動の基礎を培ったのだと考えています。若い頃に集中して学んだことで、基本やセンスが磨かれたのでしょう。

その後インド、ドイツ、フランスと各国を経巡り、現在はパリ近郊に在住。フランス在住歴は20年以上になります。

日本語・フランス語・英語を話し、フランスのエージェント「Plan A」に所属しています。

エージェント(芸能事務所)に所属しているのは、お忙しくてもはや自分一人では管理しきれないからですよね。

人気のほどが伺えます。

アーティスト一家に生まれる:音楽との出会い

齋藤研吾さんはミュージシャンやダンサーが家系にいるアーティスト一家の出身です。その影響から幼少期にバイオリンやギターを習い、西洋クラシックやロック、ドイツのヘヴィメタルまで幅広い音楽に親しみました。

その後ジャズや東洋・中近東の伝統音楽へと興味が広がり、1998年にインドで打楽器タブラを始めます。さらにはフランスの国立美術学校に在籍して画家を目指した時期もあり、その好奇心の幅広さは、音楽に限らず表現そのものへの関心の深さを感じさせます。

私は、齋藤研吾さんは弦楽器が得意というイメージを持っていましたが、打楽器も学んでいたのは驚きました。幅広い種類の楽器を演奏できるのは、さすがの音楽センスです。

さらに、画家も目指したことがあるというのは、もはや、「音楽性が高い」だけでなく、「芸術家、アーティスト」という存在ですね。

年齢・家族

年齢は公表されていませんが、20211月のInstagram投稿から1970年代後半生まれと推測されています。

プライベートについては、ある雑誌のインタビューで妻がフランス人であることを明かしています。インスタグラムには息子さんとみられる2人の子どもの写真も投稿されており、パリでの家族との暮らしが垣間見えます。

 

アストリッドとラファエル テツオ役 齋藤研吾の音楽世界+α

齋藤研吾さんの音楽活動は、俳優としての活動よりもはるかに長いキャリアを持ちます。フランスでは「アストリッドとラファエル」の出演よりも先に、音楽家として知られていた存在です。

伝統楽器ルバーブ・シタールの演奏者として

2004年からアフガニスタンの伝統楽器ルバーブを独学で習得。インド古典音楽のシタールと合わせ、アジアと中東をまたぐ独自の音楽世界を築いてきました。

特に2003年からはシタールの巨匠パンディット・クシャル・ダス(Pandit Kushal Das氏に師事しています。現在も師の優秀な弟子の一人として認められています。

私は、独学で楽器を習得したというところに、並々ならぬ音楽の才能を感じます。

写真を見ると、ルバーブとシタールは、形がよく似ています。もともとシタールの演奏に長けていたことで、演奏しやすかったのでしょう。そして、たくさんの種類の音楽に触れて培われたセンス。

だから楽器の独学が可能だったのでしょう。

2006年からはヨーロッパ・香港・中国・インドなど世界各地で演奏活動を行い、作曲家としても活動。2016年にはソロアルバム「Japanistan(ジャパニスタン)」をリリースしています。

「Japanistan Trio」:日本・アフガン・フランスをつなぐ音楽

齋藤研吾さんが主宰するトリオ「Japanistan Trio」は、インド・アフガニスタン・日本の音楽を融合させたユニークなプロジェクトです。日本の民謡や童謡をアフガニスタンの楽器ルバーブでアレンジするという、唯一無二の試みが高い評価を得ています。

2023年にはパリ郊外で開催された「Festival Villes des Musiques du Monde(世界音楽都市フェス)」に公式ゲストアーティストとして選出されました。

このトリオで、齋藤研吾さんは、楽器の演奏と、作曲、編曲を担当しています。

作曲は、今までの経験を、新しい曲として昇華するということですから、本当に多方面に才能を発揮している方なのですね。

そして、多文化に触れてきたことで、遠く離れた国同士の音楽を掛け合わせるという独自の音楽活動をし、それが高い評価につながっていると考えられます。

社会活動——ユネスコ、そして東日本大震災

2010年にはユネスコ・パリにてアジア伝統音楽ミュージシャンの代表として少数グループを指揮し、自作曲を発表。

2011年には東日本大震災の被害に遭われた方々のためにチャリティーコンサートを企画・開催しています。

私は、フランスに住みながらも、日本への思いを行動で示してくれたこと嬉しく感じました。日本というルーツを忘れず、心を寄せてくれたことに、とても感謝しています。

ハーバリストという顔も

あまり知られていませんが、齋藤研吾さんはハーバリスト(薬草療法の専門家)としての顔も持っています。ご本人のInstagramプロフィール(@kengositar)にも明記されており、俳優・音楽家・ハーバリストという組み合わせは、彼が「表現」と「探求」を軸に生きてきた人物であることをよく表しています。

インスタの写真に、ハーブらしき草をザルに入れた、キッチンの写真がありました。時間がある時、こちらの研究もしている様子が伺えます。

なぜ、薬草療法に興味を持ったのでしょうか?

現代は、「病気だから治す」という、病気ありきの価値観ですよね。

おそらく、前からそういう価値観に疑問を持っていたのではないでしょうか。

色々な国の文化に触れるうちに、「健康で過ごす、自然体で、自然と一緒に暮らす」というような価値観を身につけ、それに従って生きていらっしゃるのでしょうね。

 

齋藤研吾(ケンゴ・サイトウ)さんの俳優デビューのきっかけと出演作

齋藤研吾さんが俳優の道に踏み込んだのは、実は偶然のきっかけからでした。

友人に誘われたオーディションで俳優の道へ

もともと音楽家として活動していた齋藤研吾さんが俳優業に興味を持ったのは、友人に誘われてキャスティングオーディションに参加したことがきっかけだったといいます。

その縁で2014年、フランス映画「Tu veux ou tu veux pas(恋するシャンソン)」で映画デビュー。その後、広告・コマーシャルへの出演も増えていきました。

私は、俳優を目指して活動を始めたというよりも、音楽家としての自然な延長線上に俳優業があった、という印象を受けます。

「フランス在住の日本人という特異性」「フランス語に堪能」「評価の高いアーティストという存在感」となれば、どんどん起用される場面は増えるでしょう。

活動の幅を広げていることにも、納得がいきます。

主な出演作一覧

2014年 映画「Tu veux ou tu veux pas(恋するシャンソン)」——俳優デビュー作

2015年 映画「XYZ, the City HunterXYZ シティー・ハンター)」——Hideyuki Makimura

2019年 映画「It Must Be Heaven(天国にちがいない)」——Japanese Man

2021年〜 フランスドラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件録(Astrid et Raphaëlle)」——テツオ・タナカ役(シーズン2〜)

2022年 Netflixドラマ「Endless Night(エンドレス・ナイト)」——全6話出演

・その他 NetflixEmily in Paris(エミリー、パリへ行く)」にも登場

また、タッパーウェア・サムスン・日産・トヨタ・エールフランス-KLMなど、国際的な企業の広告・CMにも多数出演しています。

音楽活動が忙しい中、かなりの出演数ですよね。きっと、フランスで日本人俳優と言ったら、「齋藤研吾さん」なのだと、私は思います。

「アストリッドとラファエル」以前から現地で確かな存在感

フランスとドイツが共同運営する公共文化チャンネル・Arte(アルテ)のドラマにも出演歴があります。

Arteは文化性・教養性の高い放送局として知られており、番組内では、民族楽器の奏者として紹介されたり、実際に楽器の演奏をしたり、という取り上げられ方をしています。

また、ラジオ部門でも音楽活動や、フランスでの生活を語ることもあるそうです。(Arte Radio)

文化性が高い番組への出演歴は、齋藤研吾さんがフランスの映像業界において、単なる「日本人ゲスト俳優」ではなく、確かな存在感を持つ俳優として認められていることを示していると、私は考えています。

 

アストリッドとラファエル テツオ役は齋藤研吾:役との重なり

テツオ・タナカを演じる齋藤研吾さんは、この役について「どちらかといえばやりやすい役」と語っています。その理由が、ファンミーティングでの発言から見えてきます。

オーディションからキャスティングまで

齋藤研吾さんは所属事務所からオーディションの話を紹介され、参加したといいます。当初はテツオというキャラクターのことをよく知らない状態で臨んだそうで、脚本を読んで初めて「日本食材を扱う店で働く人物」だと知ったと語っています。

「シーズンを重ねるうちにテツオというキャラクターについて分かってきたので、最初の頃よりは自然とできるようになった感じ」——そう振り返る言葉には、役と俳優が少しずつ重なっていく過程が感じられます。

知らないままに行って、オーディションで採用され、テツオは大人気。めぐり合わせもあったでしょうが、私はやはり、本人の才能や表現力がものを言っていると思います。

「自分もシャイだった」役作りの秘密

20253月に日本で開催されたファンミーティングで、齋藤研吾さんはこんな言葉を語っています。

「自分も子どもの頃から空気を読むのが苦手だった」「フランス語も最初は全然話せず、言葉にできない時間をじっと過ごしていた」「アストリッドとテツオの静かな時間の共有は、自分がずっと大切にしてきたものでもある」。

この発言が会場のファンの間で大きな共感を呼び、「テツオ役に齋藤さんがキャスティングされた意味がよくわかった」という声がSNSで広がりました。

私には、このエピソードは、演技ではなく、人生そのものが役をつくっているのだと、そう感じられました。

台本のフランス語を自分で修正した理由

フランス在住20年以上という経験は、演技にも具体的な形で活かされています。台本のフランス語がやや不自然だと感じた際には、自分で少し修正したと語っています。

私は、このことは、現地の言語を肌で知っているからこそできることだと思いました。私はフランス語は分かりませんが、テツオのセリフの吹き替えや字幕が自然なのは、齋藤研吾さん自身の経験に裏打ちされたものだからなのですね。

2025年来日ファンミーティングでの発言

2025年3月、アストリッド役のサラ・モーテンセンとともに来日した齋藤研吾さん。

ファンミーティング当日は、齋藤さんのお母さんが客席にいたというエピソードも明かされました。

フランスでの活動を続ける中、年に一度ほど家族と帰国しているという齋藤さんにとって、日本のファンの前に立つ舞台は特別なものだったはずです。

私は、「本人の人生とキャラがリンクしてるってすごい説得力」というファンの声に、すごく納得しました。

起用されて実力を発揮していることもすごいですし、齋藤研吾さんを、テツオ役に抜擢した制作側にも、拍手を送りたいと思います。

 

アストリッドとラファエル テツオ役 齋藤研吾とは?まとめ

齋藤研吾さんは、音楽家として世界を渡り歩いた末にフランスで俳優業に出会い、「アストリッドとラファエル」でテツオ・タナカという役を得た人物です。

シャイで言葉より静かな時間を大切にするという彼自身の経験が、テツオというキャラクターと深く重なっています。

また、シタールやルバーブなど、民族楽器の演奏家として、高い評価を得ているミュージシャンでもあり、ハーバリストという一面もあります。

一つの肩書きだけでは収まらない、幅広い活躍をされているアーティストです。

アストリッドとラファエルは、すでにシーズン7の制作が進められていることが発表されています。

延期になった結婚式の行方、そして齋藤研吾さんが演じるテツオのこれからを、のんびりと、でも楽しみに待ちたいと思います。

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