刑事モースとエンデヴァーの関係とは? 新米刑事モース(Endeavour)というタイトルの意味を徹底解説!

登場人物

『刑事モース』を調べていると、「エンデヴァー(Endeavour)」という言葉を目にして、

「なぜタイトルが違うの?」と、戸惑った人も多いのではないでしょうか。

実はエンデヴァーとは、刑事モースの主人公モース警部のファーストネームであり、

彼の若き日を描いた前日譚ドラマ『新米刑事モース(英題:Endeavour)』のタイトルでもあります。

そしてこのエンデヴァー(努力·探究を意味する言葉)という名前は、

若きモースが真実を追い続ける姿、そしてその先に待つ孤独な人生を静かに示す、このドラマの主題そのものでもあります。

この記事では、「刑事モース」と「エンデヴァー」の正しい関係を整理しながら、

タイトルに込められた意味をひも解いていきます。

※なお日本では、配信サービスなどの影響から、

『Inspector Morse』が「主任警部モース」または「刑事モース」と呼ばれることがありますが、

本記事では前日譚である『新米刑事モース(Endeavour)』と
区別して解説します。

 

刑事モースとエンデヴァーの関係とは?

「刑事モース エンデバー」と検索すると、

別のドラマなのか、続編なのか、

少し混乱してしまう人も多いかもしれません。

結論から言うと、

『新米刑事モース(英題:Endeavour)』は、『刑事モース』の前日譚です。

どちらも、同じ人物――エンデヴァー·モースの人生を描いた作品になります。

違いは、描かれている時代と立場です。

『刑事モース』では、経験を重ね、孤独を引き受けた警部としての姿が描かれ、

『新米刑事モース』では、

まだ理想や誠実さが報われると信じている(そして裏切られていく)若き日のモースが描かれます。

ただしこの前日譚は、

「ここから順調に成長していく物語」として作られているわけではありません。

視聴者はすでに、

この青年が、やがて孤独な刑事になっていく未来を知っています。

その前提があるからこそ、

『新米刑事モース』で描かれる一つ一つの選択や衝突は、

成功への通過点というより、

静かに積み重なっていく過程として目に映るのです。

 

刑事モースのファーストネームはエンデヴァー

エンデヴァー(Endeavour)は、

モースのファーストネームです。

この珍しい名前は、

モースの父親が、

ジェームズ·クック船長の探検船

HMSエンデヴァー号にちなんで名付けたものだと、

作中で語られます。

未知へ挑み、学び続ける。

そんな願いが込められていたと、作中では語られています。

けれど、若きモース本人は、

この名前を誇らしげに語ることはありません。

むしろ、必要以上に名乗ることを避け、

どこか距離を置いているように見えます。

それは照れだけではなく、

「努力し続ける人間であれ」という期待の重さを、

無意識に感じ取っていたからかもしれません。

 

『新米刑事モース(Endeavour)』というタイトルの意味

前日譚のタイトルが、

あえて「モース」ではなく

『Endeavour』とされたのは偶然ではありません。

このドラマが描いているのは、

完成された刑事ではなく、

努力し続けることをやめられない青年だからです。

モースは、真実に対して妥協しません。

納得できないことを飲み込まず、

感情よりも理屈を選び続けます。

その誠実さは刑事としての強さである一方、

少しずつ人との距離を生み、

やがて彼を孤独へと導いていきます。

エンデヴァー(努力·探究)という言葉は、

前向きで美しい響きを持ちながら、

このドラマの中では、

妥協しない努力が、結果として孤独を招く側面も含んでいます。

だからこのタイトルは、

希望の象徴というより、

静かな予告のように響くのです。

 

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『新米刑事モース(Endeavour)』では、モースが人と深く関われる可能性も、確かに描かれています。

それでも彼は、恋愛よりも真実を選び続けました。

モースはなぜ結婚しなかったのか。

ジョーンや婚約者スーザンとの関係を含めて詳しく知りたい方は、
こちらの記事で整理しています。

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刑事モースとエンデヴァーの関係とは?日本語タイトルと英語タイトルの正しい対応関係

日本語タイトルと英語タイトルが異なるため、

混乱しやすいポイントを、ここで整理しておきましょう。

 ■ 刑事モース/新米刑事モース/主任警部モース

日本語·英語タイトル対応表(日本での通称基準)

作品の位置づけ  日本語タイトル(通称含む)   英語タイトル       内容    
本編  主任警部モース(通称:刑事モース) Inspector Morse  壮年期~晩年のモース。経験を重ね、孤独を引き受けた警部   
前日譚    新米刑事モース ~オックスフォード事件簿~ Endeavour    若き日のモース。刑事としての出発点と理想、不器用さが描かれる 

前日譚だけが「Endeavour」というタイトルを持つのは、

この物語が、

モースという人物の“途中段階”を描いているからです。

 

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『新米刑事モース(Endeavour)』は、若き日の物語でありながら、すでに「その先の人生」を静かに予感させるドラマです。

その積み重ねの先にあるのが、『刑事モース』の最終回でした。

なぜあの結末は「ひどい」と言われ、それでも多くの人の心に残ったのか。

最終回については、こちらで詳しく解説しています。

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刑事モースとエンデヴァーの関係とは? 新米刑事モース(Endeavour)というタイトルの意味を徹底解説!のまとめ

「エンデヴァー(Endeavour)」とは、

『新米刑事モース』の英語タイトルであると同時に、

モースという人物の生き方そのものを表す名前です。

努力し、考え続け、真実に誠実であろうとする。

その姿勢は刑事としての強さである一方、

人との距離を生み、彼を静かな孤独へと導いていきます。

若き日のモースが見せる迷いや不器用さは、

やがて『刑事モース』で描かれる

孤独な警部の姿へと確かにつながっています。

『新米刑事モース(英題:Endeavour)』は、

成功物語ではありません。

努力することをやめられなかった男が、

誠実であり続けた結果として、

少しずつ孤独を引き受けていく過程を描いたドラマ。

そう理解すると、この物語はより静かに、深く心に残るはずです。

 

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モースの物語は、『主任警部モース』だけで完結するものではありません。

彼の精神や価値観は、相棒ルイスへと確かに受け継がれていきます。

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