イギリスの名優・ローワン・アトキンソンといえば、「ミスター・ビーン」や「ジョニー・イングリッシュ」でおなじみ。
そんな彼が、まさかの「シリアスな探偵役」を演じたことをご存知でしょうか?
それが、静かな洞察力で難事件を解決する“メグレ警視”役。
実はアトキンソン、この役を一度「自分が演じるイメージではない」と断っていたのです。
今回は、そんな裏話から原作との違い、
さらにベンジャミン・ウェインライト主演の新シリーズのドラマ情報と視聴方法まで、徹底紹介します!
ローワン・アトキンソンのメグレ警視、ドラマの魅力と原作との違いを徹底ガイド!
このドラマ「メグレ(Maigret)」は、2016~2017年にイギリス・ITVで制作、全4作構成で放送されました。
原作は、ベルギー作家ジョルジュ・シメノンによる歴史的名作「メグレ警視シリーズ」。
舞台は1950年代のパリ。
重厚な映像美の中で、アトキンソン演じるメグレが静かに事件の核心へと迫ります。
全エピソードは映画のような90分枠で構成されており、以下の4作品がラインナップに。
- 『罠(Maigret Sets a Trap)』
- 『死んだ男(Maigret’s Dead Man)』
- 『メグレと狂気の男(Maigret at the Crossroads)』
- 『メグレと若い女の死(Maigret in Montmartre)』
「動き」よりも「心理戦」が中心。観客の心にじわりと残る、そんな静かなミステリーに仕上がっています。
ローワン・アトキンソンのメグレ警視、ドラマと原作との違い・脚色ポイント
ドラマ版「メグレ」は、原作の魅力を再現しつつも、視聴者向けにいくつか脚色されています。
【原作版メグレ】
- 大柄で威厳のある雰囲気
- 捜査は“証言から見抜く”という静的な流れ
- 1930年代を中心にした舞台設定
【アトキンソン版メグレ】
- スリムで知的な雰囲気のメグレ像
- 捜査チームとの連携や演出を加えて視覚化
- 1950年代のパリに設定を統一
特に第1作『罠』では、原作にはない「女性警官を囮にする罠」が描かれ、ドラマらしい緊迫感が演出されています。
原作を読んでからドラマを見ると、違いがより鮮明に感じられます。
ローワン・アトキンソン”メグレ警視”が見られるドラマ配信サービス
- Amazon Prime Video:字幕版が配信中(変更の可能性あり)
- 配信状況検索サイト(JustWatch など)での確認もおすすめ
- WOWOW:新シリーズ『MAIGRET/主任警部メグレ』が2025年11月29日より放送予定。
- 詳しくは次章へ
ローワン・アトキンソン”メグレ警視”から8年! 新キャスト版「MAIGRET/主任警部メグレ」が登場!
全く新しいメグレシリーズがWOWOWにて放送されます。
主演は英国俳優 ベンジャミン・ウェインライト。
舞台はクラシックな時代設定ではなく、21世紀のパリ。
全6話が一挙放送予定です。
| 話数 | サブタイトル | 放送日時 |
| #1 | 怠惰な泥棒 – 前編 – | 11/29(土)13:00~ |
| #2 | 怠惰な泥棒 – 後編 – | 11/29(土)13:55~ |
| #3 | 失態と後悔 – 前編 – | 11/29(土)14:50~ |
| #4 | 失態と後悔 – 後編 – | 11/29(土)15:45~ |
| #5 | 追憶の帰郷 – 前編 – | 11/29(土)16:40~ |
| #6 | 追憶の帰郷 – 後編 – | 11/29(土)17:35~ |
新キャスト版「MAIGRET/主任警部メグレ」の主要キャスト
今回WOWOWで放送される『MAIGRET/主任警部メグレ』は、なんと「21世紀のパリ」を舞台に描かれる全く新しい“メグレ”ドラマシリーズです。そのため、キャストも過去の作品とは大きく異なり、若手英国俳優を中心とした現代的な布陣となっています。
以下が、現時点で判明している主な配役です:
| 俳優名(英語表記) | 役名 | 補足 |
|---|---|---|
| ベンジャミン・ウェインライト (Benjamin Wainwright) | メグレ(主任警部) | 主演。21世紀版メグレを演じる新世代の英国俳優。 |
| ステファニー・マーティーニ (Stephanie Martini) | ルイーズ | メグレの妻役。温かくも芯のある存在として描かれる予定。 |
| ケリー・ヘイズ (Kelly Hays) | リュカ | 捜査班員のひとり。冷静沈着な助手ポジション。 |
| レダ・エラゾー (Reda Elazou) | ラポワント | 若手刑事。物語の“行動面”を支える存在。 |
| ブレイク・ハリソン (Blake Harrison) | トーランス | 皮肉屋な同僚刑事役。チームのバランスに深みを加える役割。 |
| シャニカ・オクワク (Shanika Okowak) | ジャンヴィエ | チーム唯一の女性刑事。鋭い直感で捜査に貢献。 |
| ジェームズ・ノースコート (James Northcote) | ムルス | 警察内部に関わる役どころ。緊張感あるシーンの鍵に。 |
| ロバート・カジンスキー (Robert Cazinski) | カヴル | タイトル解決に向けた重要人物。容疑者/協力者?立場に注目。 |
※配役は2025年10月時点での発表に基づきます。追加情報が判明次第、随時更新予定です。
注目キャスト紹介:この俳優に注目!
ベンジャミン・ウェインライト(Benjamin Wainwright)
役柄:メグレ(主演)
新シリーズの顔とも言える存在。イギリス出身で、舞台作品を中心にキャリアを積んだ実力派俳優です。
過去には『メディチ』シリーズなどの歴史ドラマにも出演。知的で繊細な佇まいは、これまでの“古典的メグレ像”とはまた違った新しい探偵像を感じさせます。
ステファニー・マーティーニ(Stephanie Martini)
役柄:ルイーズ(メグレの妻)
英国ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ:オリジナル・シン』などで注目を集めた女優。
繊細な感情を表現する演技力に定評があり、メグレの“心の支え”として作品に深みを与えそうです。
メグレ×妻という関係性にも、新たな魅力が加わる予感。
ブレイク・ハリソン(Blake Harrison)
役柄:トーランス刑事
イギリスの人気コメディドラマ『The Inbetweeners』でブレイク。短髪で気の強い“相棒役”や、時にユーモアの効いたキャラもこなせる幅広さが魅力。
メグレやチーム内での“バランス担当”として、作品にテンポや活気をもたらすキーマンになりそうです。
レダ・エラゾー(Reda Elazou)
役柄:ラポワント刑事
若手ながら舞台でも評価される俳優。鋭い目線と無口ながらも的確な行動で、物語の“動き”を支えるポジション。
“若手×新世代の刑事像”としての活躍に注目です。
ポイント
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過去のメグレシリーズでは「中年男性探偵の落ち着いた姿」が描かれていましたが、このシリーズでは「時代設定の現代化」「新たな社会問題」などがテーマに盛り込まれそうです。
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ローワン・アトキンソン版のメグレに親しんだ方には、俳優の変化・時代感の違いを比較しながら楽しむのがおすすめです。
-
特に、「メグレと妻は不妊治療中」という設定もあり、「新しいメグレ」が描かれています。
-
古い小説をどれだけ現代に馴染ませたアレンジにできるのか?こちらも楽しめそうです。
ローワン・アトキンソン”メグレ警視”役を断っていた驚きの理由とは?
ここからは、私が感じた、メグレ警視の魅力を、独自の視点で語っていきます。
なぜ最初は断ったのか?「自分に演じられるか不安だった」
ローワンは、「メグレを演じることができるか、本当に分からなかった」と不安を明かしています。
理由として、「現代のドラマでは控えめで自然なものが求められているが、これまで私が演じてきた役は、控えめでも自然でもなかった」ことを挙げています。
彼のこれまでの代表作である「ブラックアダー」や「ミスター・ビーン」は、どちらも独特な個性を持つキャラクターでした。
一方、メグレ警視は、自然で控えめな演技が求められる役柄だったため、コメディ俳優としてのイメージが強い自身には、難しいと感じていたのです。
私は、この断った理由を聞いて、驚きました。
ローワン・アトキンソンのメグレ警視は、とても自然な演技だと感じていたからです。
あんな個性的なMr.ビーンを演じられるなら、メグレ警視にも、喜んでチャレンジしたのだろうと、思いこんでいました。
けれど、違ったのですね。
ローワン・アトキンソンというと、Mr.ビーンのイメージを勝手に重ねていましたが、それとは全く違いました。
ローワン・アトキンソン本人は、とても思慮深い方のようです。
なぜ最終的に引き受けたのか?
挑戦意欲と脚本の魅力が理由
ローワン・アトキンソンは当初、メグレ役を「自分に演じ切れるだろうか」と迷ったと明言しています。
一度は断りましたが、脚本を読んで改めて
「普通の男が難事件に挑む」という設定に価値を見出し、
再オファーを機に決意。
ローワン・アトキンソン自身の挑戦意欲と、脚本の魅力による決断だったと言えそうです。
ローワン・アトキンソンが語った「コメディへの偏見」について
ローワン・アトキンソンは、『メグレ』関連インタビューの中で、
世間や芸術界に根強く残る“コメディに対する偏見” について触れています。
彼によれば、一部には
「コメディはただふざけて笑わせているだけ」「芸術性は低い」「お金のための軽い娯楽」
と見なす風潮があるそうです。
さらに、一部の人々は
「シリアスな作品」=価値が高い
「笑いを扱う作品」=価値が低い
と無意識に分類していることがあると指摘しています。
そのうえで、アトキンソンは以下のような考え方を示しています。
「コメディでもシリアスでも、俳優として使っている技術は同じ。」
「ジャンルによって芸術性の優劣がつくものではない。」The Independent(2016年)インタビューより
また、彼は「シリアスな役を選ぶのは“コメディでは得られない尊敬が欲しいからだ”と誤解されたくない」とも語っています。
この姿勢からは、ジャンルではなく“作品づくりそのもの”を大切にしている俳優観 が強く感じられます。
なお、50代以降のインタビューでは、
「(Mr.ビーンのような)子どもっぽいキャラクターを年齢を重ねても続けるのは少し悲しい」
という心境の変化 に触れており、
これは「コメディを嫌った」のではなく、俳優としての成熟と役柄のバランスを考え始めた時期だった と読むこともできます。
まとめ:アトキンソンにとっての“表現”とは?
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コメディを低く見る風潮には疑問を持っている
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シリアスとコメディに優劣はない
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「技術」は同じであり、俳優としての矜持は変わらない
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役柄選びは「尊敬」のためではなく “作品の意味と自分の納得” のため
結果として彼のメグレ挑戦は、
「ジャンルの壁ではなく、俳優自身が納得して表現できる新しい挑戦だった」
と捉えることができそうです。
私の結論
引き受けて大正解!!でした。
ローワン・アトキンソンの演技力で、物静かで思慮深いメグレが、画面の中で再現されていましたから。
まだ見ていない方は、ぜひ見てほしいです!
ローワン・アトキンソンはIQ178ってほんと?!Mr.ビーンよりもメグレ警視に近いかも?彼の高学歴ぶりを解説しています。↓

ローワン・アトキンソン”メグレ警視”役を断っていた驚きの理由とは?ドラマの魅力と原作との違いを徹底ガイド!のまとめ
ローワン・アトキンソン版「メグレ警視」は、表情や佇まいで“静かな名探偵”を体現した名作です。原作との違いや脚色を知ることで、作品の味わいもより深まります。
さらに今後放送される現代版の『MAIGRET/主任警部メグレ』も含め、「メグレ」の世界はこれからも広がりを見せそう。気になる作品があれば、ぜひ視聴して比べてみてくださいね。


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