トム・フェルトンが「呪いの子」でマルフォイ役!ハリポタのキャストで唯一舞台出演、初日の盛況とダニエルとの絆、マルフォイ父子愛「いい人」エピソード

俳優情報

映画『ハリー・ポッター』シリーズで、憎まれ役ドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトン(Tom Felton)。

2025年11月、そのトムがブロードウェイの舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にドラコ役で出演し、世界中のファンを歓喜させました。

映画キャストとして、この舞台に出演したのはトムが初めて。なぜ彼だけが出演できたのでしょうか?

そして舞台初日の盛況ぶりや、ブロードウエイでの先輩であるダニエル・ラドクリフへの感謝を述べていること、映画で父親役を演じたジェイソン・アイザックス(Jason Isaacs)との「マルフォイ家の父子愛」の微笑ましい絆など、トムの「いい人」としての一面。

これらについて、詳しくご紹介します。

 

トム・フェルトンだけが舞台に出演できた理由とは?

実は、主演3人、ダニエル・ラドクリフ(Daniel Radcliffe)、エマ・ワトソン(Emma Watson)、ルパート・グリント(Rupert Grint)は、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」には参加していません。

理由は、「JKローリングとの、トランスジェンダーをめぐっての意見の相違」と言われています。

一方トムは、この問題について「詳しくはわからないが、愛と対話を大切にしたい」という立場を一貫して貫いており、JKローリングへの感謝も公言し続けています。

そのため、映画キャストの中で唯一、この舞台に参加することができました。

ファンの間では「トムらしいな」という声も多く、私も、彼の人柄がにじみ出た、心温まるエピソードのひとつだと思っています。

 

トム・フェルトン、舞台での人気ぶりがすごい!

『ハリー・ポッターと呪いの子』は、JKローリング原作のハリーポッターシリーズの続編にあたる舞台作品。

そこまでは知っている方も多いでしょう。

現在ニューヨーク・ブロードウェイのリリック劇場にて上演中で、トムは2025年11月11日から2026年5月10日まで出演しています。

なんと、チケットの先行販売で、売れ行きがすごかったようで、
開幕前の2025年6月時点で、早くも延長が発表されました。
しかも7週間も!
最初は、3月22日までだったのが、延長して5月までの出演になったわけです。しかも先行販売の時点で、、、。
これだけでも、トムの人気の凄さがわかります。

「トム・フェルトン効果」でチケット売上が約2倍に!

トムの出演がいかに大きなインパクトをもたらしたか、数字にもはっきりと現れています。

興行収入 備考
トム出演前週 128万2,964ドル
トム出演初週 2594,464ドル 前週比約2倍に急増!
感謝祭の週 315万2,533ドル シーズン最高記録
12月1日~7日 293万9,627ドル 興行収入ランキング1位に返り咲き

「映画のドラコが舞台に立つ」というただそれだけの事実が、これほどの経済効果を生み出したのです。

私は、このことが、ハリーポッターという作品の、そしてトム・フェルトンという俳優の影響力の大きさを、改めて感じさせるエピソードだと思うのです。

 

ブロードウェイ初日、観客が総立ちに!

2025年11月11日、ニューヨークのリリック劇場。

トム・フェルトンがドラコ・マルフォイとして舞台に登場した瞬間、客席から約30秒にわたる大歓声と拍手が沸き起こりました。

私も動画で見たのですが、あまりの盛り上がりに、トムは最初のセリフをしばらく言えないほどでした。

本当に、「キャー!!キャー!!」がずっと続いていたのですよ!

トム本人はこの出演についてこう語っています。

「夢みたいで、まだ信じられない気持ちです。16年前に手放したキャラクターに、今度は父親として戻ってくることができました」

また、あのトレードマークである金髪のウィッグをつけた自分の姿を鏡で見た時には、「すぐに泣いてしまいました。ハリーポッターは自分の子供時代そのもの。高校に戻ってきたような感覚でした」とも語っています。

私は、このコメントを読んで、思わずグッときてしまいました。

ドラコ・マルフォイを生涯をかけて愛し続けてきたトムにとって、このブロードウェイ出演は、まさに”集大成”ともいえる舞台となったのではないでしょうか。

 

ダニエル・ラドクリフとのブロードウェイ再会~「ほうきからブロードウェイへ」~

トムのブロードウェイ挑戦を語る上で、欠かせない人物がもう一人います。ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ(Daniel Radcliffe)です。

ダニエルはトムの“ブロードウェイの師匠“

ダニエルは映画シリーズ終了後、いち早くブロードウェイに活躍の場を移した俳優です。

2008年の舞台デビュー以来、着実にキャリアを積み重ね、2024年にはトニー賞(ブロードウェイのアカデミー賞ともいわれる最高の演劇賞)を受賞するほどの実力派俳優として認められています。

トムは、「ラドクリフのブロードウェイでの活躍が、僕がここに来る一番の動機になりました。彼は僕にとって大きなインスピレーションです」というコメントを残しています。

年齢はトムの方が先輩なのに、とても謙虚です。

私は、以前から、トム・フェルトンは、マルフォイの役からは考えられないほどいい人だと聞いてはいたのですが、本当だったのですね。

また出演前には、トムはこう言っています。
「旧友のポッター(ラドクリフ)がかなりのブロードウェイ経験があるので、手を引いて助けてもらっています」

それに対して、ダニエル・ラドクリフは、
「かつてハリーポッターの現場で一番クールだったトムに、自分がブロードウェイのアドバイスをする立場になるとは思ってもみませんでした」

というコメントも残してます。

映画の中では敵対していた2人が、ブロードウェイでは先輩と後輩として支え合っているなんて、素敵な関係ですね。

「ほうきからブロードウェイへ」

そして2025年12月、ニューヨークで2人は再会を果たします。偶然にも同じ時期に、2人それぞれが別々のブロードウェイ作品に出演していたのです。

トムが『ハリー・ポッターと呪いの子』、ダニエルが一人芝居『Every Brilliant Thing』に出演中でした。

さすが、人気も実力もある二人。
ブロードウエイでも活躍中のようです。

再会した2人の写真をトムがInstagramに投稿すると、そのキャプションが話題になりました。

「ほうきからブロードウェイへ(Broomsticks to Broadway)」

たった一言ですが、ハリーポッター世代のファンには刺さりすぎる言葉です。映画の中でホウキに乗って戦っていた2人が、それぞれブロードウェイのステージに立っている。

その感慨が、このキャプションにぎゅっと凝縮されています。

コメント欄はファンからの「泣いた」「最高すぎる」という声で溢れかえりました。

 

「呪いの子」のドラコ~息子のために変わった父親~

ここで少し、『ハリー・ポッターと呪いの子』の中でのドラコについてご紹介したいと思います。

物語の舞台は、ヴォルデモートとの戦いから19年後の魔法界。

ドラコの息子スコーピウスは、生まれた時からある噂に苦しめられていました。「ヴォルデモートの息子なのではないか」という根も葉もない噂です。

ホグワーツに向かう列車で、トランクに「ヴォルデモートの息子」と書かれるなど、嫌がらせを受けるのです。

愛する妻アストリアを病気で亡くし、男手ひとつでスコーピウスを育てているドラコにとって、この噂はどれほど辛いものだったでしょうか。

ドラコは、息子を悪い噂や世間の目から守るため、全力を尽くします。

かつて敵対していた、ハリー・ポッターに対しても、
「ポッター、頼みがある」
「魔法省に噂を否定してもらえないか」

と、息子のためなら頭を下げることを厭わないのです。

映画の「傲慢な金持ちボンボン」とは打って変わって、大人な態度です。

そして最終的には、息子たちを救うためにハリーたちと力を合わせ、かつての因縁を超えて共に戦う姿を見せます。

私は「ハリー・ポッターと呪いの子」の原作を読んだのですが、かつては未熟で傲慢だったドラコが、ハリーよりも精神的に大人な父親として描かれていました。

そして、ハリーは、
「孤児で、親戚の家で虐待されながら育った被害者意識と、
魔法界を救った英雄として、チヤホヤされてきた傲慢さ」

を身につけてしまった、ちょっと残念な大人として描かれているのが、面白いと思いました。

トムはこの役について、
「今回は感情や葛藤と向き合いながら演じています。以前のドラコとはまったく違う、新しい挑戦です」と語っており、

父親になったドラコを演じることへの深い思い入れが伝わってきます。

映画では憎まれ役だったドラコが、舞台では誰よりも愛情深い父親として描かれている。

このギャップこそが、『呪いの子』の魅力のひとつといえるのではないでしょうか。

私は、もともと、スリザリンは、「同胞愛の強い寮」として描かれていたと思っています。

大人になったドラコは、この同胞愛が良い方向に向かったと言えるでしょう。

ジェイソン・アイザックスとの“マルフォイ父子愛“が泣ける

映画でドラコの父、ルシウス・マルフォイを演じたジェイソン・アイザックス(Jason Isaacs)。映画の中の2人は、冷酷で威圧的な父子関係でした。しかし実生活での2人の関係は、まったく正反対です。

出演発表の瞬間、ジェイソンがすぐさま反応

2025年6月、トムのブロードウェイ出演が発表されると、ジェイソンはInstagramにすぐさまこうコメントしました。

「なんて素晴らしい誕生日プレゼントだ。待ちきれないよ、息子よ。最前列で目にゴミが入りながら見てるから」

もう、ただの親バカですね。とても微笑ましいです。

その後、X(旧Twitter)にも「11月のチケット、予約した」と投稿。有言実行の”父”ぶりに、ファンからも大きな反響がありました。

これを読んだ私の目にも、たくさんゴミが入っています!(笑)

観劇後のジェイソンの言葉に涙

そして迎えた2025年11月のガラ公演当日。ジェイソンは実際に観劇に駆けつけ、カーテンコールの間ずっとスタンディングで動画を撮り続けていたといいます。

まさに”我が子の晴れ舞台を見守る父親”そのものですよね。映画での冷酷な父親像とは、全く反対です。

公演後、舞台袖でトムと抱擁を交わしたジェイソンは、Instagramにこう綴りました。

「来た、見た、彼は征服した。息子よ、君には大きな靴を埋める使命があったが、縫い目から破裂させた。本当に勇敢で、誇りに思う。いられて本当に良かった」

ちょっと分かりにくいところがあるので、私の解説を入れますね。

「来た、見た、征服した。」は、ジュリアス・シーザーが勝利した時の言葉で、圧倒的な速さで完全な勝利を収めたことを指します。

大きな靴を埋めるとは、靴を土に埋める、ではなく、
「偉大な前任者の後(大きな靴)を継ぎ、その役割を立派に果たす」という意味で使われる、イギリスのことわざです。

つまり、ジェイソンは、トムの舞台が、「初日から大成功だ!」と言いたかったようです。

これを読んだトムは、コメント欄にこう返信しています。

「来てくれてありがとう、パパ。マルフォイであることが、こんなに誇らしかったことはありません」

映画が終わって、もう15年くらい経ちますが、ずっと良い関係が続いているのがわかる、素敵なコメントですね。

さらにこの日は、映画でドラコの息子スコーピウスを演じるエイダン・クロース(Aidan Close)も加わり、祖父・父・息子の”3世代マルフォイ”が揃った写真がSNSに投稿されて大きな話題になりました。

トムはこの写真に「マルフォイ家にしかできないことがある。3世代が初めて舞台で揃った。魔法のような夜でした」とキャプションをつけています。

映画の中では冷たい父子だったルシウスとドラコが、現実では深く温かい絆で結ばれている。

私たちは、つい、役と本人を同一視してしまいがちですが、トムとジェイソンのマルフォイ父子は、このギャップが大きいですね。

そこが、多くのファンの心を打ったのだと思っています。

 

撮影現場でのやんちゃエピソード

実は撮影当時のトムには、こんな微笑ましいエピソードがあります。

魔法使いのローブには大きなポケットがついており、トムはそこにお菓子や飲み物をこっそり隠して現場に持ち込んでいたのです。あまりにも常習化したため、3作目以降は衣装のポケットが縫われてしまったとか。トム本人も「これは本当のことです」と公認しています(笑)。

「ジェイソンがトムにこっそりお菓子を渡していた」というファンの間での噂もあるのですが、真偽は定かではありません。でも、あの仲良し親子ならあり得そうですよね(笑)。

 

トムと日本の深い縁

「日本はセカンドホーム」

実はトム・フェルトンは、筋金入りの親日家としても知られています。2016年の来日インタビューで、トムはこう語っています。

「コンニチハ。アリガトウゴザイマス。今回が8回目の来日だと思うけど、日本はもうセカンドホームのようですね。日本のファンが大好きだし、会えて嬉しい」

さらに「今回も終わったらすぐに帰るつもりだったんです。でも滞在を延期して、木曜日までいることにしました。色々見学したくて」というエピソードも。

わざわざ帰国を延期してまで日本を楽しもうとするトム。その親日ぶりが伝わってきますよね。

日本人として、私は、とても嬉しいし、誇りに思えるエピソードです。

パパとの共通点

そして、映画でトムの父親役を演じたジェイソン・アイザックスも、実は日本好きな一面があります。

同じく2016年の来日インタビューで、ジェイソンはこう語っていました。

「日本食は大好きです。特にうどんの大ファン。自分の前で作ってくれるし、色々な種類のスープが楽しめる。西洋にはない食べ物と出会えるのが楽しみで来日しました」

私は、マルフォイパパが、うどん大好きだとは知りませんでした。意外だと思うと同時に、庶民的な食べ物が大好きというところが、ちょっと嬉しいポイントです。

また日本の印象については、「非常に礼儀正しくて、大人しいと感じました。ロンドンでは地下鉄のドアに殺到するのに、日本では列を作って並んで乗り込んでいる」とも語っています。

映画の中では冷酷なマルフォイ父子が、揃って日本への愛情を語っている。なんだか嬉しくなってしまうエピソードですよね。

ちなみに、トムの日本愛についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

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「ドラコは悪役じゃない」~役への深い愛情~

ところで、トム・フェルトン自身は、ドラコ・マルフォイという役をどう見ているのでしょうか。2016年の来日インタビューで、トムはこう語っています。

「僕はドラコが悪役だとは思わないんです。愛すべき家族がいて、そんなに悪くないやつだと思っています。ドラコは自分とは違うキャラクターだったから、演じていてとても楽しかった」

この後書きますが、ドラコ役のせいで、嫌な思いをしたことも多かったようです。

例えば、映画1作目の公開後、子供のファンから冷淡な扱いを受けたエピソードもあります。

最初は「なぜこんな扱いを受けるんだろう」と混乱したそうですが、後になって気がついたといいます。

「それは自分への最大の称賛だったんだと気がつきました。ドラコをうまく演じることができた証拠だったんですよね」

私は、トムらしい、前向きで愛情深い解釈だと思っています。

ネガティブな内容の手紙を送ってくる子供に対して、「良い子にしないと魔法をかけるぞ!」という返事を送ったというエピソードも聞いたことがあり、

聞けば聞くほど、「トムっていい人なんだな〜」と思ってしまうのです。

まとめ~憎まれキャラとは正反対の、愛すべきトム・フェルトン~

映画の中でのドラコ・マルフォイは、確かに憎まれ役でした。でも本物のトム・フェルトンは、役への深い愛情を持ち続け、共演者たちと本物の絆を育んできた人物です。

ジェイソン・アイザックスが「息子よ、誇りに思う」と涙ながらに語る姿。

ダニエル・ラドクリフが「かつての現場のクールな先輩に、自分がアドバイスする立場になるとは」と感慨深く語る姿。

そしてトム自身が「マルフォイであることがこんなに誇らしかったことはない」と返す姿。

そして何より、トムの出演によってチケット売上が約2倍に跳ね上がったという事実が、彼の存在感の大きさを雄弁に物語っています。

これらのエピソードが教えてくれるのは、ハリーポッターという作品が生んだ絆は、映画が終わった後も、20年以上の時を経ても、決して消えないということではないでしょうか。

トム・フェルトンのブロードウェイ出演は2026年5月10日まで。まさに今が旬のトム・フェルトンから、これからも目が離せません。

 

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